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百の診療所よりも一本の用水路を 中村哲の挑戦

展示会

1984年より、医師としてパキスタンとアフガニスタンにまたがる地域の医療支援を行ってきた、中村哲。アフガニスタンを襲った2000年の大干ばつがきっかけとなり、医療支援の限界を感じた中村は、多くの患者たちの生活の根源にある、水不足、農地の枯渇問題に目を向け、百の診療所よりも一本の用水路の有用性を説き、自ら先頭に立ち、乾いた大地をよみがえらせる用水路建設に乗り出しました。故郷・福岡県の山田堰に学んだ、江戸時代から続く「斜め堰」など日本の伝統的な治水事業を参考にし、現地の住民自ら造成、維持、修復できる方法を考え、これまでに、約2万3800ヘクタールの緑の大地をよみがえらせました。この用水路は、アフガニスタンで約65万人の命と生活を支えており、中村没後もPMS/ペシャワール会をはじめ現地の人々へ受け継がれています。
展覧会では中村哲の歩みから用水路建設まで、現地の人と共に用水路を建設した業績とその技術を、パネルや映像とともに紹介します。ゆっくりとご覧ください。

展示会
PMS基地病院で診察中の中村哲(2000年初頭)
展示会
住民による用水路の手入れの定例化について
話す中村哲(2008年)
展示会
現地の人々がメンテナンスをする
カシコート用水路(2020年)
展示会
中村哲による水路基本図(2003-2004年)
PMS/ペシャワール会提供
九州大学附属図書館中村哲著述アーカイブ
https://hdl.handle.net/2324/4844379
展示会
マルワリード用水路要図(2009年、中村哲画)
表紙上:マルワリード用水路 E地区 通水から4年後(2009年)
表紙下:マルワリード用水路の通水(2005年)

画像は全て©PMS/ペシャワール会

中村哲プロフィール

展示会
1946年福岡県生まれ。九州大学医学部卒業。国内の病院勤務を経て、1984年パキスタン北西辺境州(現:カイバル・ パクトゥンクワ州)の州都ペシャワールのミッション病院ハンセン病棟に赴任しパキスタン人やアフガン難民のハンセン病治療を始める。 その傍ら難民キャンプでアフガン難民の一般診療に携わる。1989年よりアフガニスタン国内へ活動を拡げ、山岳部医療過疎地でハンセン病や結核など貧困層に多い疾患の診療を開始。2000年から、干ばつが厳しくなったアフガニスタンで飲料水・灌漑用井戸事業を始め、2003年から農村復興のため大がかりな水利事業に携わる。2019年、凶弾に倒れ、逝去。

主催・企画:公益財団法人 ギャラリー エー クワッド
後   援:裏磐梯観光協会
協   力:株式会社アサヒプロパティズ 
      PMS/ペシャワール会
      九州大学「中村哲先生の志を
      次世代に継承する九大プロジェクト」
      株式会社日本電波ニュース社
お問合わせ:裏磐梯高原ホテル Tel:0241-32-2211
公式サイト:https://urabandai-kougen.com/

※会期が変更となる可能性があります。最新の情報は公式サイトをご確認ください。

2023年7月14日(金)–2023年9月30日(土)
裏磐梯高原ホテル
福島県耶麻郡北塩原村大字桧原字湯平山1171
開館7:00-20:00 |休館日:8/19~8/30|入場無料

展示会

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